縄沢地区の麓まで戻ってきた所で旧越後街道にぶつかりました
いい雰囲気の街道筋ですな〜
写真を撮っていたらたまたま通りがかった縄沢地区の方にお話を聞くことができました
Q.首塚・胴塚・足塚はまだ残っていますか?
A.まだ残っている
Q.藪が凄くて塚が全然見当たらないんですけど…
A.塚に近づけるのは藪の薄い4月ぐらいで夏になると近づけない
今年春に地区の皆で塚の草刈りで集まろうかと言う話が出ていたが雨とコロナで取りやめになってしまった
とのこと。
これは来年の春にまた来るしかない!
突然お邪魔した不審なオフロード野郎に親切にお話ししていただいた方にお礼を言って別れ、そのまま松尾地区を目指すことにしました。
山一つ隔てた松尾地区
松尾地区には鉄火の裁きで負けてしまった清左衛門さんの慰霊碑が建立されていると言う真福寺に向かってみることにします
最初に松尾地区の鎮守の松尾神社にお参り
真福寺の境内に入ると…?
ん?やたら大きい墓石が…
これだ!
元和五年巳未 八月二十一日 亡 長谷川清左衛門ノ霊
戒名が大居士とあるので村のために鉄火の裁きに挑んだことを称えたのか最高位の戒名がつけられていました。
これでやっとお会いできたような…
そんな気がしてきました
持参した線香を供えしばし境内で休憩します
静かな雰囲気です…
真福寺は木造の文化財なので水で線香の消火をしっかり確認してから後にしました。
実地調査の最後はやはりここ
鉄火の裁きが行われた諏訪神社に向かいます
偶然通りがかっただけで興味を惹かれてこのような調査行までやる始末になってしまいましたが何かご縁でもあるんでしょうか
ひとまずここで今年の実地調査を終了したいと思います
お話しを聞かせていただいた方ありがとうございました
この場を借りてお礼申し上げます
また来年桜が咲く前あたりにでもお邪魔して実際に塚を見てみたいと思う真夏の午後でした。
諏訪神社の境内には400年前の鉄火の裁きなど忘れたような爽やかな日差しが照りつけていました。
鉄火の裁きの実地調査に行こうの巻 完