はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」、今週のお題「自由研究」ということで思い出話でもひとつ
昔ばなしの現地に行ってみることにしました。のその3です。
その2はこちら↑
9時半ごろ日光澤温泉登山口を過ぎてお堂に差し掛かっています
だんだんと道が細く登りに差し掛かってきました
鬼怒沼まであと3時間半の地点まで到達
この後も急登がつづくことになります
ヒナタオソロシの滝の展望台まで来たところで休憩
時刻は9時40分ごろでした
と、ここでかなりの雨が降ってきてしまいました…
遠くから雷の音が不気味に響いてきています
最初のうちは自分とおじさん2人組も少し待機すれば晴れるんじゃないか?なんて考えてしばらく待ってみます?なんて話して休憩していましたがどうやら止む気配もなく雨は強くなる一方でした…
寒気を伴った気圧の谷が通過して広い範囲で大気の状態が不安定。あちらこちらで雷雲が発達した。福島県只見は1時間に88.5ミリの猛烈な雨を観測し、観測史上1位の値を更新。新潟県や京都府では記録的短時間大雨情報が発表。東京都内の各地で「ひょう」が降った。
↑あのさぁ…
しばらく待っても雨が止まないので中止にして下りようか?なんて考えとここまで来たからには鬼怒沼に行かなきゃ損だなぁ~なんて考えが5分5分みたいな心理状態でした
この場合誰が言い出しっぺになるかなんですが3人とも黙っている状態…
と、その時下から山を登ってくる人物が…
登ってきたのは黄色いレインスーツのマッチョな男性Bさん(仮名)
3人を見るなり開口一番「上はかなりやばい雨みたいですよ、下りませんか?」
結果ヒナタオソロシ展望台付近で今回は断念、4人で下山することにしました。
あれだけ鍛えているマッチョマンにこうまで言われたら下山するしかないのがこの世の常…
帰り道にてギンリョウソウを発見、4人で囲んでワイワイする始末
触ると冷たく山の冷気の妖精のような触感でした
途中鼻の穴にものすごい土の臭いがしたので振り返ってみるとプチ土砂崩れが頻発しており午前中に通った崖から百足のように土砂が崩れだしている状態
やっぱり早めに下山して正解でした…
午後1時ごろ下山完了
雨粒が激しい…
4人とも無事下山することができ、お世話になったお礼と鬼怒沼リベンジを約束してYさん、Aさん、Bさんとお別れ
ガッツリと3人と握手して車で来ていた3人を手を振って見送りました。
3人ともとてもいい人達で本当に良かった…
鬼怒沼には残念ながら行けませんでしたがものすごく勉強になった山登りでした
また機会があればリベンジしてみようと思う今日このごろでした。
昔ばなしの現地に行こうの巻 イワナの怪・鬼怒沼の機織り姫の巻 おわり
↓ずぶぬれのおまけ編
3人を見送ってから駐車場で我に返ると汗と雨でかなり身体が冷え切っていることに気が付く
・身体ずぶ濡れ
・バイクずぶ濡れ
・ヘルメットずぶ濡れ
・テントずぶ濡れ
さあどうする?????
とりあえず手近な温泉を求めて湯西川温泉を目指すことにしましたが…
温泉に行くまでに凍えそう!真夏なのに!
おそらくこの時低体温症になりかけのような症状がでてました…(反省)
着こめるものは着こんでやっと道の駅の温泉までたどり着きますが
「休 館 日」
おもわず駐車場前でへたりこみました…
幸いにも日が照ってきていたので熱いコーヒーを飲みながら日向ぼっこしていると身体の震えが治まってきたのでキャンプ地に近い温泉を目指します
写真は別の日のものです
やってきたのは何回かお世話になっているパナソニック温泉こと会津みなみ温泉里の湯さん
入口の営業中の看板と玄関を開けて「やってますか~?」
「どうぞ~」にもう嬉しいのなんの…♨
温泉を堪能した後はキャンプ地の久川ふれあいキャンプ場にてキャンプ
携帯食料を手早く食べて午後8時には就寝することにしました
と こ ろ が
久川ふれあいキャンプ場は2つの川に挟まれた高台にあるんですが
川の方向から「ゴッゴッ」「ガッ」というような音が頻繁にしています
上流から大量の雨水が流れてきて川底の石が動いている音だと気づいてゾッとして川の様子を見に行くとけっこうな濁流
テントをかなりの高い所に張ったから大丈夫と自分に言い聞かせてラジオを付けて天気予報やラジオ深夜便を聞きながらそのまま眠ることにしました
↑何で撮ったのかわからない写真(午後8時すぎ)
翌朝6時何事もなく起床
朝のバジルパスタは苦い(ウドのコーヒーは苦い的な)
長かった3日間も最終日…色々ありましたが家に帰りましょう…
最終日は3日間の中で一番天気に恵まれて気温が上がって暑かった…
3桁国道をひた走るとちょうど涼しげな神社があったので休憩することにしました。
おや?何だろうこの看板は…?鉄火の…裁き…?
私の自由研究はここから始まることになるのでした。 つづく