檜枝岐村(ひのえまたむら)ってご存じですか?
平家の落人伝説や檜枝岐歌舞伎があり、尾瀬や燧ケ岳に近い所でございます
毎年5月8月9月と村歌舞伎を上演しているんですが今年2021年8月は新型コロナの影響により無観客上演、9月の上演に至っては中止になってしまいました
7年前ぐらい前にその存在を知って本格的に祭りの時期に通うようになっていましたがここ2年ほどお邪魔できない状態が続いています
いつもお邪魔するキャンプ場のご夫婦からも「歌舞伎の時にいつもくる人」
また歌舞伎を観るために村役場にバイクを止めていつも歩きで向かうんですが
村のお兄さんから「歌舞伎の時に毎年来てませんか?」なんて言われる始末
今年も一応8月18・19・20日と休みを取っていたんですがコロナ先輩が猛威を奮っている中お邪魔するわけにはいかないので行けずじまい…無念の自粛と相成りました
そんなわけでブログ上で過去に撮った写真でも上げて気分を少しでもあげてみようとしてみた次第
今では迷うことなくたどり着けますが最初はビクビクもんでした
村で2件の酒屋さん(最近生協ができました)
村の通りを見て思うんですが「田んぼ」が無いんです
水が冷たすぎて稲作ができない土地ならではの風景があるんですな
檜枝岐歌舞伎の舞台がある鎮守神社
時間になりキャンプ場で頂いた観覧チケットを見せると席取りの開始です
座布団を受け取って席を確保したあとは日が暮れるのを待つことにします
静かな村にぽっかりとそこだけ異界(ハレの空間)が出現
日が暮れてさらに異界度アップ
歌舞伎の上演はもうすぐ
最初に演目の解説があった後はケ(日常空間)をハレ(祭り・非日常空間)と区別するための三番叟が演じられます
ハライ・キヨメの役割も兼ねているようです
演目開始
この時は絵本太閤記 本能寺の段だったかな…?
舞台だけが光ってさらに異界度がアップしてますねぇ
歌舞伎もクライマックス
上演する最初に解説が入るので歌舞伎を観たことが無い、という人にもわかりやすいと思います
江戸の歌舞伎と違って女形を実際の女性が演じているんですな
上演が終わりまた村に静かな時間が戻ってきます
一夜明けて日常(ケ)に戻った早朝の神社の写真
昨日はあれだけ人でごったがえしていた神社には鳥の声と優しい日差しが照っているだけ
またここに来よう…と思ってしまう空間がここにはあるんですよね
以上で簡単でしたが檜枝岐村のご紹介でした。
コロナが収束して何処へでも気兼ねなく移動できる世の中になりますように…
またここで檜枝岐歌舞伎を観れますようにと思う夏の朝でございました
ここまで読んでいただいてありがとうございました~!