その1はこちら
前回よりの続きでキャンプ場にて歌舞伎の開催時刻までまったりしていた所
「横穴さんイワナ食べる?」と
オーナーさん経由で同じキャンプ場を利用していた方から釣りたてのイワナをいただいちゃいました
ん??
塩持って来て無い!!!カレー粉ならあるけどぉ!!
オーナーさんにわざわざ内臓取ってもらったり塩降っていただいてまたまた恐縮
イワナをもらったのが午後3時すぎ
歌舞伎の開場が午後4時・開演が5時からなので
これからお急ぎクッキングの開始でございます
祈るような気持ちで油を引いたコッヘルにイワナをイン!
大きくて全身が入らん!
川魚は皮をカリっと焼くのが基本(土井さんや海原雄山とか山岡さんが言ってたような?)
超弱火で焼いていきます
頼む焦げてくれるなー!
ホットサンドメーカーを持ってくれば良かったか…!と今更後悔でも先に進むしかねぇ!鮮度は待っちゃあ、くれねぇ〜わいなぁ〜✋😤
焼き上がった部分を箸でつまむとホロホロっと身が離れてきます
お味はほんのりとシャケ科の風味があって清流の生き物らしくなまぐささなど微塵もありませんでした
歌舞伎を観にバイクで移動しなきゃならないのでここでビール飲めないのは辛い…!!
頭と骨を残して完食
大変美味しゅうございました(岸あさこ)
オーナーさんとイワナを釣ってきていただいた方のお礼もそこそこに歌舞伎開場へバイクで向かうことにします
村役場の駐車場にXRくんを止めて歩きで歌舞伎会場の神社まで歩きで向かいます
メインストリートにお墓があるのは元々ここが村外れの境界線だったからだとか
最近出来た唯一の生協
農協のATMもあります
古い石碑や石仏の存在感が大きい
村の開祖の一人橘さんの墓所
六地蔵は飢饉で亡くなられた子供達を供養するために建立されているようです
今は鮮やかな衣装を着せてもらって幸せそう
つげ義治さんの漫画の世界に迷い込んでしまったような風景が続きます
村の開祖の一人、星さんの墓所
もしタイムマシンがあれば昭和40〜50年代に訪れてみたかった…
村の開祖の一人平野さんの墓所
村の2件の雑貨屋さんのひとつ平野商店さん
というかだいたい平野さんしかいないので地区名+下の名前で呼ぶのが普通なんですって
のぼりが立っている神社に到着
縁切りで有名な橋場のばんば
ハサミの奉納が多いですな
絵馬をチラっと見ると恐ろしげな祈願文が…写すのはやめておきます
神社入口で座布団(ウレタンマット)を借りていつもの定位置に到着
全体を見渡せるこの位置が割とお気に入りだったりします
あんまり遅く到着するとカメラおじさん達の間をはいごめんなさい~前すいませ~ん
なんて通るはめになるので行かれる機会があれば開場1時間前ぐらいに並んだほうが安牌かもしれません
4時になり開演
まずは舞台を祓い清めるための三番叟が演じられます
続いて元NHKアナウンサー葛西聖司さんの檜枝岐歌舞伎の解説&トーク
今回は100周年ということで講演中の難しい言い回しなども葛西さんがサポートするような形で解説してくれました
続いて座長の星さんのご挨拶
そしていよいよ絵本太功記 尼ケ崎の段の上演になりました
物語をざっくり解説すると明智光秀とその家族の悲劇を描いていきます
光秀の息子・十次郎とその許嫁・初菊
光秀の母・さつきと光秀の妻・操も加わり
出陣する十次郎を前に許嫁・初菊との家族だけの小さな祝言が行われます
あなた行かないで~ッ!いかんといてぇ~ッ!のシーン
静まりかえった光秀の屋敷に当の光秀本人がご帰還の様子
ところが怪しい気配があるというので竹槍を準備して襖越しに竹槍をブスリ
でも襖の裏にいたのは実の母であるさつきだったのです!
重傷を負った母と介抱する嫁 刺した本人はフフンとふんぞり返っている所に息子の十次郎が重傷を負いながらも気力だけで帰還します
息も絶え絶えながら戦況を父に説明しますが仲間である加藤清正の裏切りによって部隊は壊滅してしまったという報告を受けても光秀フフンと相手にせず
重傷を負った母さつきと息子十次郎に最期の時が迫ります
最期になっても父を気遣う孫を祖母であるさつきは自分の息子ながら情けない!と嘆きながら亡くなってしまいます
ここで光秀堰を切ったように号泣
生き残った息子の嫁と自分の嫁を避難させた後は決意タイム突入
と、その時奥から出てきたのは最大のライバルである羽柴秀吉
おのれここで会ったが百年目~覚悟覚悟ーッとなりかけますが…?
秀吉から改めて勝負を挑まれ緊張状態のまま二人は決戦の地天王山で再開、雌雄を決するために向かう所で絵本太功記 尼ケ崎の段これにて幕でございまする~
再び幕が開き演者さんたちに暖かい拍手が送られました
三々五々皆さん帰り支度
歌舞伎場から出る時に100周年記念の手ぬぐいをいただいちゃいました
気づけば時刻は夜7時
まだ歌舞伎の余韻が残るなかキャンプ場に帰るとしますか!
という所でその2はここまで
あ、その3にぃ~続きますぅ~っ(ポンポンポンポンカンッ)