連休を利用して東北のキリシタン受難の地
大籠集落へまた出向いてみました
道の駅林林館に着いたのがお昼過ぎ
玄関先には悪石島のボセみたいな来訪神がお出迎え
冬場に水をかぶった後練り歩くそうですが寒そうだなぁ
大籠集落へ向かう道すがら事前に調べておいた海無沢三経塚へと寄ってみますが…
案内看板によると
大籠での宗徒処刑で終息したものと考えられていたが、昭和二十九年になり、細木岩木(城)屋敷で発見された「老間並びに伝説記」
により、亭保年間にとう屋で働いていた隠れ切支丹百二十名が切捨場で処刑されたことが判明した。そしてここから近い海無沢、西側の朴ノ沢と老ノ沢の三ヶ所に四十人ずつお経と共に埋められたという。
和ノ沢、老ノ沢の二ヶ所は堀り返されてあり、当時の原形のまま残っているのは、ここ海無沢だけである…
海無沢三経塚から近い山の中腹で、隠れ切支丹百二十名が、手と足に五寸釘を打たれ、磔・打首等の処刑が行われたと伝わる。この場所から
下にあった棚木場(前場)屋敷の人達が代々申し伝えにより密かに供養していたが、昭和五十七年に北海道へ移住することになり、隣家の近親者に、切捨場霊場だったことが初めて明かされ、世に知られるようになった。三段の石段を形造る川石の並べ方はその当時のままという。
https://miyagi-yonekawa.com/spot/sankyo-duka/
山の上にあるようですが雰囲気がありすぎて立ち寄れませんでした…
ネットで調べて写真見た瞬間あっ!神聖すぎる!って感覚がありました…
周辺では牛くん達がのんびりと
県道295号線を通り大籠集落へ入っていきます
前回と逆ルートですね
前回見学していないハシバ首塚
こんなに空が青いのに悲しい場所です
しばらく走るとトキゾー沢刑場に到着
裏手には林道が続いているようですが入る勇気はありませんでした
トキゾー沢刑場周辺の様子
遠くの茂みで何か動いたと思ったらカモシカでした
そしてしばらく走ると前回も来たオシャナギ様へ
真横から見るとやっぱり「高さ」があります
ここで処刑された人々の「高さ」なんでしょうか…
それぞれの刑場に手を合わせていたらそろそろいい時間になってしまいました
大籠キリシタン資料館に向かうことにします
資料館隣にある郷土文化伝習館の駐車場にXRを停めさせてもらいます
地元の皆様の田植えが終わった後の宴会中でした
ご苦労様です〜
前回朝6時ぐらいに来てしまい入れなかったキリシタン資料館に入ってみます
入場料300円を支払い係員のおばちゃんから最初映像見ていって下さいね〜とのことで視聴室へ
☝️🧓📺 😳
見学者はこの時点で私独り!
映像と係員さんの説明が丁寧でとてもわかりやすい
映像を見終わった後は資料館内部へ
資料館内部は撮影禁止でしたので画像はありません
あしからず…
内部には普段見ることが無い観音像に擬態したマリア観音や隠れキリシタン関連の展示物、大籠集落の受難の歴史がぎっしりとあり
大変勉強になりました
係員さんに良かったら坂登って行ってクルス館にもよって見てね、とのことで坂道を登ってみることにしました。
見上げる角度で見るとなかなか辛そうな坂
まるでゴルゴタみたいだ…
直登コースと迂回しつつ登るコースがあるんですが迂回コースを登りは選択
お目当ては遠藤周作さんのモニュメント
そろそろ頂上に付きそうです
傍らにはツツジが満開でした
クルス館に向かう所で前編はここまで
ここまでお読みいただきありがとうございます