今週のお題「何して遊ぶ?」ということでツーリングしながら謎の噂話の現地に向かってみることにしました。
時は江戸時代、享和3年(1803)2月22日常陸の国のはらやどりもしくは原舎ヶ浜(はらしゃがはま)という浜に謎の船が漂着した。
船の型はお椀を両方から伏せたような型で鉄製、窓ガラスが嵌められており船体には不思議な文字が描かれていたという。
中には異国の女性が独り乗っており不思議な箱を大事そうに抱えていたという…
これはマーとかモーとかの雑誌が得意なネタじゃあないっすかぁ!というわけでもの好きな私はバイクで鹿島灘方面にうつろ船の残滓でも残ってはおらぬかと確かめるべく向かってみることにしました。
朝の3時に宮城県を出発、色々見たり見学したりをしながら鹿島灘海浜公園に着いたのが16時半
鹿島灘海浜公園にはうつろ船のモニュメント(?)があるらしいので向かってみましょう
案内看板を見るとおっ!あるある
うつろ船のモニュメントには木道を通るか海岸線を通るかの2種類があるようです
風が激強いので風除けをかねて木道を通って行くことにしました
鈍色の空の下GWが過ぎていきます
まずは木道へ向かっていくと…?
休憩所のあづまやがピラミッドパワーあたりに見えてくる始末
うつろ船=UFO説を考えてこのあづまやを建てたのだとしたら担当者に御礼を申し上げたい今日この頃
密猟されたのか買ったのかわからんはまぐりくん
これもうつろ船に見えてきました
(モルダーあなた疲れてるのよ…)
木道を独りてくてくと
そして案内看板にあったうつろ船のモニュメントの場所に到着しました!!
…は?
無いねぇ…?
もう一度案内看板を見てみても無いっす
羊さん達に聞いても何も知らないようです
脳内BGMはこちら
周辺をうろうろしますが無いですねぇ…
仕方ない空でも見上げるか…
と、ここで犬くんを散歩中のお兄さんに丁度良くお話を伺ってみることに
ここいらで不思議な型をしたモニュメントなんて見ませんでしたかねぇ?
情報ソース元のDPZを見せながら聞いてみると
「見たこと無いっすねぇ…?」とのこと。
聞けば5〜6年前に引っ越してきたという
ダメもとでうつろ船の話も聞いてみると
・うつろ船は大洗や日立市あたりの話と聞いていた
・モニュメントは見たことが無いが木の残骸なら最近までそのあたりに転がっていた
・震災でダメージを受けて撤去されたのでは?
とのお話を聞かせていただきました。
別れぎわにもの好きっすねぇwなんて言われる始末。
お兄さんと犬さんにお礼を言って別れまたその辺をもぞもぞ回ってみると
お兄さんの話と同じく震災でダメージを受けたよとの案内看板が
うーむこうなりゃしょうがねぇ!
モニュメントがあった場所を同定しましょう
記事によるとこのあたり…?
ここですね
地面がえぐられている場所にうつろ船のモニュメントがあったようです
独り感慨深くなっていると何やら視界に白くて丸いものが
近寄ってみると…?
うつろ船宜しく誰かが捨てた紙皿でした。
これもやはりUFOに見えてくる始末
「モルダーあなた疲れてるのよ…」
そのまま海岸線を散歩、とりあえず何か残して帰りましょう
拾った貝殻で海岸にうつろ船を描いておきます
うつろ船伝説の最後は
発見した漁師さん達が船と女性を気味わるがりうつろ船を謎の女性を乗せたままそのまま海に押し戻した所で終わるパターンが多いようです
私の書いたうつろ船も明日になれば綺麗さっぱり消えてしまうのでしょう
初日のうつろ船探索はここまでとし予約したホテルのある銚子市に向かいます
2日目の朝はあいにくの強風と土砂降り!
うつろ船漂着地点の舎利浜(しゃりはま)に向かってみることにします。
雨と強風で銚子大橋を渡るのが怖いのなんの
バランスが悪そうなゆるキャラ
無音で回る巨大な風車が侘しさを加速させます
舎利浜周辺をうろうろするとなんか危険な匂いとか空気を察知
なんかここを無断で通ると近隣住民とトラブルになるみたい
以前Yahooニュースで見たような記憶があって覚えていて良かった…
このまま道を直進すると通行料4万円を取られるとかいう噂
ここが舎利浜というのを電信柱で確認
通行させたくないのは押し戻したうつろ船を隠しているから…?なんてね
???「モルダーあなた考えすぎているのよ…」
雨に打たれながら舎利浜で独り
大昔ここに流れついたうつろ船と謎の女性に思いをはせる初夏の朝でございました。
謎の噂話の現地に行こうの巻はここで終了
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